Claude Codeのトークンを節約!WordPress MCPをON/OFF切り替えする方法【初心者向け】

AI・ツール活用

Claude Code は便利ですが、MCP(外部サービスとつなぐ仕組み)を入れすぎるとトークンをモリモリ使ってしまうのはご存じでしょうか?特に WordPress MCP は便利な反面、登録されているツールの数がとても多く、起動するだけで会話の最初からトークンを消費します。

本記事では、普段はWordPress MCPをOFF、ブログを触りたいときだけONに切り替える仕組みを、デスクトップに置いた2つの .bat ファイルだけで実現する方法をご紹介します。コードはコピペでOK。プログラミング知識ゼロの方でもできるレベルにかみ砕いて書いています。

1. なぜ WordPress MCP でトークンが減るのか

MCP(Model Context Protocol)は、Claude Code に外部サービスをつなぐ仕組みです。WordPress MCP を入れると、記事の作成・編集・カテゴリー管理・コメント承認など 100以上のツールが一気に登録されます。

ツールが多いほど、Claude Code は 「どんな道具が使えるか」を毎回の会話の最初に読み込む必要があります。これだけで、まだ何も話していないのにトークンを消費している状態になります。

  • WordPress MCP ON:起動時に大量のツール情報を読み込む(=トークン消費が多い)
  • WordPress MCP OFF:必要最小限の道具だけ(=トークン消費が少ない)

でも WordPress MCP を完全に外してしまうと、いざ記事を書きたいときに不便。そこで 「ワンクリックでON/OFFを切り替えられる仕組み」を作ります。

2. 全体イメージ

普段(節約モード)          記事を書きたいとき
┌──────────────┐ ┌──────────────┐
│ WordPress MCP       │     │ WordPress MCP       │
│ OFF       │ ──→ │ ON       │
│ (軽い・節約)      │    │ (フル機能)       │
└──────────────┘ └──────────────┘
↑ ↓
└──── mcp_off.bat ←── mcp_on.bat ──┘

デスクトップに置く2つの .bat ファイルをダブルクリックするだけで切り替え完了。仕組み自体はとてもシンプルです。

3. 準備するもの

  • Windows パソコン
  • Claude Code がインストールされていること
  • WordPress サイトのアプリケーションパスワード(後述)
  • WordPress MCP(claudeus-wp-mcp)が npx で動く環境(=Node.js が入っていればOK)

4. WordPress 側の準備:アプリケーションパスワードを発行する

Claude Code から WordPress を操作するには、ログインパスワードではなく 「アプリケーションパスワード」を使います。普段のログインに影響を与えず、不要になったらいつでも削除できる安全な仕組みです。

  1. WordPress 管理画面にログイン
  2. 左メニューの「ユーザー」→「プロフィール」を開く
  3. 下のほうにある「アプリケーションパスワード」欄に名前(例:claude-code)を入れて「新しいアプリケーションパスワードを追加」をクリック
  4. 表示された 4文字×6つの文字列(例:aaaa bbbb cccc dddd eeee ffff)をコピーしておく

※このパスワードは表示されるのは1回だけです。必ず安全な場所に控えておきましょう。

5. サイト情報ファイル wp-sites.json を作る

あなたの WordPress サイトの URL・ユーザー名・アプリケーションパスワードをまとめた小さな JSON ファイルを作ります。

場所はどこでも構いませんが、ここでは C:\Users\あなたのユーザー名\wp-sites.json として作る前提で進めます。メモ帳で新規ファイルを作って、以下の内容を貼り付けて保存してください。

{
  "default_test": {
    "URL":  "https://あなたのサイト.com",
    "USER": "WordPressのユーザー名",
    "PASS": "aaaa bbbb cccc dddd eeee ffff"
  }
}
  • URL:サイトのトップページURL
  • USER:WordPress 管理画面にログインするときのユーザー名
  • PASS:先ほど発行したアプリケーションパスワード(4文字×6個、半角スペース区切りでOK)

6. ON 用のバッチファイル mcp_on.bat を作る

デスクトップで右クリック→「新規作成」→「テキストドキュメント」を作り、ファイル名を mcp_on.bat にリネームします(拡張子を .txt から .bat に変える)。中身を以下の通りに書き換えて保存します。

@echo off
claude mcp remove wordpress -s user >nul 2>&1
claude mcp add -e WP_SITES_PATH=C:\Users\あなたのユーザー名\wp-sites.json -s user wordpress -- npx -y claudeus-wp-mcp
if %ERRORLEVEL% neq 0 (
  echo Error: failed to add wordpress MCP server.
  pause
  exit /b 1
)
echo.
echo ============================
echo  WordPress MCP : ON
echo ============================
echo.
echo Please restart Claude Code to apply.
echo.
pause

ポイント:

  • 2行目:すでに登録があったら一度消す(ないときは何もしない)
  • 3行目:本体。wp-sites.json のパスをあなたの環境に合わせて書き換えてください
  • -s user:「ユーザー全体に適用」の意味。これがないと特定のフォルダでしか効かない

7. OFF 用のバッチファイル mcp_off.bat を作る

同じ要領でもう1つ mcp_off.bat を作ります。

@echo off
claude mcp remove wordpress -s user
echo.
echo ============================
echo  WordPress MCP : OFF
echo ============================
echo.
echo Please restart Claude Code to apply.
echo.
pause

こちらは claude mcp remove コマンドで WordPress MCP を取り外すだけのシンプルな内容です。

8. 使い方

  1. 記事を書きたいときは mcp_on.bat をダブルクリック
  2. Claude Code を 完全に終了してから、もう一度起動する
  3. 新しい会話で「WordPress につながってる?」と聞く(or そのまま記事作成を依頼)
  4. 作業が終わったら mcp_off.bat をダブルクリックして OFF に戻す
  5. もう一度 Claude Code を再起動して節約モードに復帰

ポイントは「Claude Code の再起動が必須」という点。MCP は起動した瞬間に読み込まれるので、すでに開いているウィンドウでは反映されません。

9. つまずきポイントと対処

「.bat を実行したけど反映されない」

ほぼ100% Claude Code を再起動していないのが原因です。ウィンドウの×ボタンで閉じて、もう一度起動し直してください。

「Claude Desktop の設定をいじる方法」と混同しないように

ネット上には %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json を直接書き換える解説もありますが、あれは Claude Desktop アプリ用の設定で、Claude Code(CLI)には効きません。Claude Code に対しては必ず claude mcp add / claude mcp remove コマンドを使ってください(このコマンドは内部で ~/.claude.json という別のファイルを書き換えます)。

「実行時に文字化けする」

.bat ファイルは ASCII(半角英数)だけで書くのがおすすめ。日本語のメッセージを入れる場合は文字コードを「Shift-JIS」で保存する必要があります。今回のサンプルは半角英数のみなので、そのままコピペで動きます。

「claude コマンドが見つからない」と言われる

Claude Code がインストールされていないか、パスが通っていない状態です。一度 PowerShell を開いて claude --version が動くか確認してください。動かないようなら Claude Code を入れ直すのが早いです。

10. どれくらい節約できるの?

体感としては、WordPress MCP がONになっている会話は、起動した瞬間からチャット欄の容量が一段重い感じになります。WordPress MCP は登録されるツールが100個以上あるため、その情報を読み込むだけでも結構なトークン量を使います。

普段はコードを書いたりファイルの整理をしたりするだけなのに、毎回WordPress用の道具まで読み込ませるのはムダ。「使うときだけ呼び出す」運用に変えるだけで、地味ですが日々のトークン消費がしっかり抑えられます。

まとめ

  • WordPress MCP は便利だが、ONのままだとトークンを消費し続ける
  • 解決策は 使うときだけONにする運用
  • デスクトップに mcp_on.batmcp_off.bat の2つを置けば、ダブルクリックで切り替え可能
  • 切り替え後は Claude Code を再起動するのが必須
  • Claude Code に対しては claude mcp add/remove コマンドを使う(Desktop 用の設定ファイルとは別物)

「便利なものは入れっぱなしにしがち」ですが、必要なときだけ呼び出すというひと工夫で、Claude Code の使い勝手とコスパが大きく変わります。ぜひ試してみてください。

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