Claud Codeで開発した歯科の患者さんの予約簿アプリをご紹介します。
クラウドサービスは便利ですが、患者さんの個人情報を外部サーバーに送信せず、院内のパソコン1台で完結するという方針で、ローカル動作型のシステムとして構築しました。
ここでは、その予約簿アプリの主な機能をご紹介します。
1. 基本の予約画面

- 診療台(最大5台)×30分単位で予約を管理
- 朝9時から最大18:30まで、終了時間は日ごとに変更可能
- 各予約に「患者氏名・担当医・治療内容」を記録
- 患者氏名は登録済みの患者から自動補完
- 昼休み(13:00〜14:00)は自動的に区切り表示
- 入力するたびに自動保存(保存ボタン不要)
2. 3つのマスタで一貫した管理
患者マスタ

- 番号(自動採番)・氏名・カナ・電話・性別・生年月日(年齢自動計算)・メモ
- 同じ氏名+電話番号での重複登録を自動検出
- 番号順・カナ順での並べ替え
- 各患者の来院履歴(過去・今後の予約一覧)を表示
ドクターマスタ

- 番号(D001から自動採番)・氏名・専門分野・在籍状態
- 退職した先生は表示から自動除外(過去の記録は保持)
治療内容マスタ

- 名称・所要時間(30 / 60 / 90 / 120分)・色分け表示
- 長時間の治療は連続枠を自動確保(ダブルブッキング防止)
3. 予約の状態管理
各予約に状態マークを付けられます。一目で進捗が分かります。

- ● 予約(デフォルト)
- ✓ 確認済(電話確認が済んだ予約)
- ◎ 来院済(実際に来院された患者様)
- ✕ キャンセル
4. 休診日の自動管理

- 定休日: 毎週決まった曜日を登録(例: 水曜・日曜)
- 特定の休診日: 年末年始・お盆など、日付と理由を登録
- 休診日を選ぶと赤い警告バナーが表示され、予約入力が自動的にブロックされます
5. ダブルブッキング防止
人間のミスを未然に防ぐ仕組みを内蔵しています。
- 同じ患者を同時刻に別の診療台に予約 → 警告
- 同じ担当医を同時刻に別の診療台に割り当て → 警告
- 60分以上の治療は次の枠も自動チェック
6. 検索と履歴
空き枠検索
「来週の田中先生の30分の空きはいつ?」を瞬時に検索できます。患者様からのお電話に素早く対応できます。

翌日の確認電話リスト
翌日の予約を、患者氏名・電話番号・担当医・治療内容付きで一覧表示・印刷できます。受付が朝に確認電話をする際に活用しています。
7. 印刷機能
- A4 1枚に収まる予約簿レイアウト
- 印刷時に「○年○月○日(曜)予約簿」の見出しを自動表示
- 本日の備考欄も一緒に印刷
8. 患者情報の保護
もっとも重視している点です。
- 完全にローカル動作: 患者情報は院内のパソコンの外に出ません
- インターネット不要: 通信環境が止まっても使える
- 自動バックアップ: 起動時に当日のデータを自動コピー(直近30日分を保持)
- CSV出力: いつでも全データを取り出してExcelで確認可能
9. 操作性の工夫
- キーボードショートカット(Ctrl+← / → で前日・翌日へ移動)
- 「前日」「今日」「翌日」のジャンプボタン
- 列見出しをクリックして並べ替え(番号順・カナ順)
- 診察台に予約があるのに台数を減らした場合、見えない予約があることを警告表示
10. 月次の稼働集計

各ドクターの月ごとの稼働時間(予約数 × 30分)を自動集計します。CSV出力にも対応しているので、Excelで給与計算等にも活用できます。
技術的な構成
院内のパソコンで Node.js + SQLite を動かし、ブラウザから操作するシンプルな構成です。インストールはほぼワンクリックで、起動用のバッチファイルをダブルクリックするだけで使えます。

まとめ
市販の予約システムは多機能で便利ですが、
「患者情報は院内に留める」
「必要な機能だけシンプルに使いたい」
という方針から、Claude Codeと相談して独自開発の予約簿アプリを開発してみました。
皆さんもぜひClaude Codeを利用して、便利なアプリを開発してみてください。

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