四諦は4種の基本的な真理。苦諦・集諦・滅諦・道諦のことである。
苦諦
苦諦 (くたい):人生には避けられない苦しみが存在する。4つの苦しみ「四苦(しく)」がある。
四苦
生 生まれたことによる苦しみ
老 老いることで自由が利かなくなる苦しみ
病 病による苦痛を感じる苦しみ
死 死ぬことへの恐怖や不安の苦しみ
四苦八苦
日常的に経験することの多い四つの苦しみである「愛別離苦」、「怨憎会苦」、「求不得苦」、「五蘊盛苦」が加わったものが四苦八苦。
愛別離苦 (あいべつりく) 愛する人と別離する苦しみ
怨憎会苦 (おんぞうえく) 嫌な相手と会うことが避けられない苦しみ
求不得苦 (ぐふとくく) 望むものが得られない苦しみ
五蘊盛苦 (ごうんじょうく)肉体と精神が思うようにならない苦しみ
諸行無常
諸行無常 (しょぎょうむじょう)
世の中のすべては移り変わるもので、何ひとつ確かなものはない。富や名声、健康や愛する人の命も永遠に続かない