VPNの「Dedicated IP(専用IP)」とは?初心者でもわかるメリット・デメリット解説

がいの部屋

VPNを使っていると、
「Dedicated IP(専用IP)」
という言葉を見かけることがあります。

普通のVPNと何が違うの?
どんなときに使えばいいの?

そんな疑問を、初心者にも分かりやすく解説します。


🔍 Dedicated IP(専用IP)とは?

通常のVPNは、複数のユーザーが同じIPアドレスを共有する 「共有IP(Shared IP)」 を使っています。

一方 Dedicated IP は、
自分だけが使える専用のIPアドレス を割り当ててもらえるサービスです。

つまり、他の人と混ざらない「固定のVPNアドレス」を持つイメージです。


🆚 共有IPと専用IPの違いを簡単比較

項目共有IP(Shared)専用IP(Dedicated)
IPの利用者多人数で共有自分だけ
匿名性高い(混ざる)低い(特定されやすい)
ブロックリスク他人の行動で規制される場合あり自分のみなので安定
利用料基本無料/標準追加料金が必要
用途匿名での利用・動画視聴ビジネス・管理画面などのアクセス

📌 Dedicated IPが役立つシーン

① オンラインバンキングや金融サイトにアクセスしたい

VPN経由だと「不正アクセス扱い」で弾かれることがあります。
専用IPなら、いつも同じ場所からアクセスしている扱いになるため、ログイン成功率が上がります。


② 自宅PCや社内ネットワークに安全にリモート接続

ファイアウォールで
「特定のIPアドレスだけアクセス許可」
といった設定ができるため、安全に遠隔アクセスできます。


③ Webサイトの管理画面ログインを安全にしたい

WordPressや管理ツールのログインを
「専用IPからのみ許可」 にするとセキュリティ強化につながります。


④ スパム扱い・IPブロックを避けたい

共有IPは知らない人が悪用すると、IPごとブロックされることがあります。
専用IPなら、そのリスクが低く、安定したアクセスが可能です。


⚠ Dedicated IPのデメリット

デメリット説明
匿名性が下がる行動が特定されやすい
追加料金が必要多くのVPNでオプション料金
場所変更に不向き動画視聴目的(国変更)には向かない

特に「匿名で使いたい人」はShared IPのほうが向いています。


💡 結局どっちを使うべき?(用途別まとめ)

目的おすすめ
海外コンテンツ視聴Shared IP(共有)
銀行・金融系ログインDedicated IP(専用)
Web管理画面のセキュリティ向上Dedicated IP(専用)
匿名でネット利用Shared IP(共有)

🎯 初心者向け結論

動画・匿名利用 → Shared(無料でOK)
仕事・管理・安定ログイン → Dedicated(有料が必要)

自分の利用目的に合ったIP方式を選ぶことが大切です。

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