Stable Diffusionの基本知識

がいの部屋

Stable Diffusionの基本的な使い方やセットアップについてお伝えします。

1. パッケージの選び方

Stable Diffusionは様々なツールやパッケージで利用可能です。それぞれ特徴があるので、以下を参考にしてください。

a. Web UI (AUTOMATIC1111)

  • 特徴: 初心者にもおすすめ。インターフェースがわかりやすく、多機能。
  • 対応: プロンプトで画像生成、画像の編集、スタイル変換など。
  • 入手: GitHubで提供されているので、Pythonと依存ライブラリをセットアップする必要があります。

b. Commercial Platforms (DreamStudio by Stability AI)

  • 特徴: 簡単に始めたい方向け。クラウドで利用可能で、設定不要。
  • 対応: 一部機能が制限される場合もあるが、公式が運営しているため安心。

c. Local Install with Command Line

  • 特徴: カスタマイズ性が高い。開発者やスクリプト操作に慣れている方向け。
  • 対応: Web UIよりもシンプルな環境で実行可能。

2. 必要な環境

以下が最低限必要な環境です：

  • GPU: NVIDIA製GPU（VRAMが6GB以上推奨）。
  • ソフトウェア: Python 3.10以降、PyTorch、Stable Diffusionモデルファイル。
  • ディスク容量: モデルファイルで2GB以上。

3. セットアップ手順 (Web UIの場合)

  1. PythonとGitをインストール
    • Pythonは公式サイトからダウンロード。Gitはバージョン管理システムです。
  2. AUTOMATIC1111 Web UIをインストール
    • 以下コマンドでリポジトリをクローン： git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
    • フォルダに移動し、webui-user.bat（Windows）またはwebui.sh（Linux/Mac）を実行。
  3. モデルファイルをダウンロード
    • Hugging Faceや公式サイトから.ckptまたは.safetensors形式のモデルをダウンロードし、models/Stable-diffusionフォルダに配置。
  4. 実行
    • webui-user.batまたはwebui.shを再実行し、ローカルのWebブラウザでUIにアクセス。

4. 初めての画像生成

  • プロンプトを入力: 描きたい内容をシンプルに入力。
  • 設定を調整: 解像度、ステップ数、サンプラー（例: Euler）を選択。
  • 画像を生成: 「Generate」ボタンを押して生成開始。

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