HDMI、DisplayPort、USB-Cは、それぞれ異なる用途や特性を持つディスプレイケーブルです。以下に、それぞれの特徴と利点をまとめます。
それぞれの用途やデバイスに合わせて選択することが大切です。
どの接続規格を選ぶべきか迷っている場合、接続するデバイスの仕様を確認することをお勧めします!
HDMI (High-Definition Multimedia Interface)
用途
主に家庭用オーディオ・ビジュアル機器(テレビ、ゲーム機、Blu-rayプレイヤーなど)で使用。
特徴
映像と音声を1本のケーブルで伝送可能。
普及率が高く、互換性のあるデバイスが非常に多い。
最大8K解像度(HDMI 2.1)や高リフレッシュレート(120Hz以上)に対応。
オーディオリターンチャンネル(ARC/eARC)により、音声もテレビからオーディオ機器に送れる。
接続距離
15m程度までが一般的(解像度に依存)。
DisplayPort
用途
主にPCとモニター、プロフェッショナルな用途(ゲーミング、映像編集など)。
特徴
高解像度・高リフレッシュレートのモニターに対応(8Kや165Hz以上)。
マルチストリーム(1つのポートで複数モニターを接続可能)。
Adaptive Sync(FreeSyncやG-Sync)対応でゲーミングに最適。
HDMIよりも高帯域幅で、高品質な映像や音声をサポート。
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接続距離
3m程度が最適(より長距離にはアクティブケーブルが必要)。
USB-C (Alt Mode)
用途
最新のノートPC、タブレット、スマートフォンからディスプレイ、電源供給、データ転送を統合した汎用性。
特徴
1本のケーブルで映像、音声、データ転送、電源供給が可能(最大100Wの充電対応)。
DisplayPort Alt Modeを利用してDisplayPort互換の映像出力をサポート。
Thunderbolt 3/4対応のUSB-Cではさらに高性能(8Kや複数ディスプレイ接続)。
小型でリバーシブル(向きを気にせず挿入可能)。
接続距離
通常2m程度が最適。
選択のポイント
テレビ接続
HDMIが最適(普及率が高く、ほぼすべてのテレビが対応)。
PCとモニター接続
高リフレッシュレートや高解像度が必要ならDisplayPort。
ノートPCでの利便性や軽量化を求める場合はUSB-C。
ゲーミング
Adaptive Syncや高リフレッシュレートを重視するならDisplayPort。
多機能性
電源供給やデータ転送も必要な場合はUSB-C。
4Kモニターに接続する場合の最適な選択肢の基準
PCとの接続
高解像度やリフレッシュレートを活かしたい場合
DisplayPortが最適
高帯域幅により4K@60Hz以上(120Hzや144Hzも)を安定して実現可能。
複数モニターを使う場合もDisplayPortのマルチストリーム対応が有利。
USB-C(DisplayPort Alt Mode対応)が便利
最新のノートPCとモニターを接続する場合、電源供給(最大100W)も可能でケーブルが1本で済む。
Thunderbolt対応ならさらに高性能。
ゲーム用途
高リフレッシュレートや低遅延が重要
DisplayPort
Adaptive Sync(G-SyncやFreeSync)対応モニターならDisplayPortが主流。
HDMI 2.1も高リフレッシュレート対応だが、DisplayPortは帯域幅が広く、安定性で優位。
HDMI
HDMI 2.1対応デバイスなら4K@120Hzが可能。
最新のコンソール(PS5やXbox Series X)にはHDMIが必須。
Macや最新のノートPC(USB-Cポートしかない場合)
USB-C
モニターがUSB-C入力に対応していれば、映像、音声、データ転送、充電が1本で完結。
特にMacBook ProやSurfaceシリーズとの接続が簡単。
シンプルな用途(動画視聴や一般利用)
HDMI
HDMI 2.0以上なら4K@60Hzが可能。
PCでも家庭用機器(Blu-rayプレイヤーやTV)でも使えるため、汎用性が高い。
結論:どれが一番よいか?
DisplayPortが性能面では最も優れた選択肢。
USB-Cはモバイル用途やシンプルな配線に最適。
HDMIは家庭用機器や互換性の高さを重視する場合に最適。
あなたの利用環境や目的に合わせて選んでください!

DisplayPort(DP)からHDMIに変換できるのに、その逆(HDMIからDisplayPort)が難しい理由
信号の処理方式の違い
DisplayPortは、アクティブ信号(デジタルパケット方式)を使用しています。DisplayPortの信号は非常に高速で、複雑なプロトコルを持っています。
HDMIは、TMDS(Transition-Minimized Differential Signaling)という方式を使用しています。これにより、HDMIはDisplayPortに比べてシンプルな信号処理を行っています。
DPからHDMIの場合
DisplayPortの信号にはHDMI互換モードが組み込まれているため、変換アダプターやケーブルを使って簡単にHDMIに変換できます(パッシブ変換が可能)。
HDMIからDPの場合
HDMIにはDisplayPort互換モードがないため、単純なケーブルでは変換できません。この場合、アクティブな変換アダプターが必要となります。
電力供給の違い
DisplayPortには、給電機能が組み込まれています(最大3.3V、500mA程度)。これにより、変換アダプターが動作するための電力をDisplayPort側から供給できます。
HDMIにはこのような給電機能がありません。そのため、HDMIからDisplayPortに変換する際には、外部電力を供給できるアクティブな変換器が必要です。
著作権保護技術の違い
HDMIはHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)という著作権保護技術をサポートしています。一方、DisplayPortはHDCPだけでなくDPCP(DisplayPort Content Protection)もサポートしています。

特徴 | HDCP | DPCP |
---|
対応インターフェース | HDMI、DisplayPort(オプション) | DisplayPort専用 |
暗号方式 | 独自の暗号化方式 | AES 128ビット暗号化 |
採用率 | 高い(特にHDMIで必須) | 低い(HDCPに取って代わられる) |
互換性 | バージョン間で非互換のケースあり | 一部の古いデバイスで使用 |
アクティブ変換アダプターの必要性
HDMIからDisplayPortに変換する場合、アクティブ変換アダプターが信号を処理してDisplayPortプロトコルに変換する必要があります。このため、コストがかかったり、接続が煩雑になったりします。
DisplayPortからHDMIへの変換は、DisplayPortの互換性機能と給電能力のおかげで簡単ですが、HDMIからDisplayPortへの変換にはアクティブな機器が必要なため、難易度が上がります。このような設計上の違いから、逆方向の変換が難しくなっているのです。
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