「新NISAを始めたいけど、どの投資信託を選べばいいかわからない」「銘柄が多すぎて迷ってしまう」——そんな方のために、2026年現在の情報をもとに、新NISAでの投資信託の選び方とおすすめ銘柄を徹底解説します。
投資初心者の方でも理解できるよう、難しい用語はできるだけ噛み砕いて説明しますので、最後まで読んでみてください。
新NISAの基本をおさらい
2024年1月からスタートした新NISAは、旧NISAから大幅に使い勝手が向上しました。まず基本を確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
| 年間投資上限 | 360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円) |
| 生涯非課税枠 | 1,800万円 |
| 非課税期間 | 無期限 |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| 口座開設先 | 銀行・証券会社(1人1口座) |
旧NISAと比べて非課税枠が大幅に拡大し、しかも非課税期間が無期限になった点が最大のポイントです。長期投資に最適な制度です。
投資信託を選ぶ5つの基準
数千本ある投資信託の中から「良い商品」を見分けるための基準を5つ紹介します。
基準1:インデックスファンドを選ぶ
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。
| 種類 | 特徴 | コスト | 成績(長期) |
| インデックスファンド | 市場全体に連動 | 低い(0.1%前後) | 市場平均を確保 |
| アクティブファンド | プロが銘柄を選別 | 高い(1〜2%程度) | 多くは市場平均を下回る |
長期データで見ると、アクティブファンドの約80%はインデックスファンドに負けています。初心者はまずインデックスファンドを選びましょう。
基準2:信託報酬(コスト)が低いもの
信託報酬とは、投資信託を保有している間ずっとかかるコストです。年率0.1%と1%では、30年後に数百万円の差がつくことがあります。
- 目安:国内株式型なら年0.15%以下、全世界・米国株式型なら年0.1%以下
基準3:純資産総額が大きい(100億円以上)
純資産が少ないと「繰上償還(強制終了)」のリスクがあります。100億円以上を目安に選びましょう。人気のある商品ほど安定して運用が続けられます。
基準4:分配金が出ないもの(再投資型)
NISA口座では分配金に税金がかかりませんが、分配金が出るファンドは複利効果が下がります。長期資産形成を目的にするなら、分配金なし(再投資型・無分配型)を選びましょう。
基準5:投資先の分散が効いている
1国・1業界に集中していると、その国や業界が不調のときに大きなダメージを受けます。全世界株式や全米株式など、地域・銘柄が広く分散されたファンドが安心です。
【2026年版】おすすめ投資信託5選
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。新NISAの「つみたて投資枠」で最も人気の高い銘柄で、約50カ国3,000銘柄以上に分散投資できます。これ1本で世界中の株式市場に投資できるシンプルさが魅力です。
| 信託報酬 | 年0.05775%(業界最安水準) |
| 純資産総額 | 5兆円超(2026年時点) |
| 投資対象 | 全世界株式(先進国+新興国) |
| 分配金 | なし(再投資型) |
こんな人におすすめ:「一番シンプルに始めたい」「何を選ぶか迷いたくない」という方の最適解です。
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の主要500社に投資するS&P500連動ファンド。過去30年以上にわたって年平均7〜10%のリターンを叩き出してきた実績があります。米国経済の成長を信じるならこれ一択という方も多いです。
| 信託報酬 | 年0.09372% |
| 純資産総額 | 7兆円超(2026年時点) |
| 投資対象 | 米国株式(S&P500指数) |
| 分配金 | なし(再投資型) |
こんな人におすすめ:「米国の成長力に賭けたい」「GAFAMなどに投資したい」方向けです。
3. SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
S&P500が500社なのに対し、こちらは米国上場の約4,000社すべてに投資します。S&P500より中小企業も含まれるため、より分散が効いています。信託報酬も超低水準です。
| 信託報酬 | 年0.0638% |
| 純資産総額 | 4,000億円超 |
| 投資対象 | 米国株式全体(CRSP US Total Market指数) |
4. たわらノーロード 先進国株式
日本を除く先進国22カ国の株式に分散投資します。米国比率が約70%を占めますが、欧州・カナダ・オーストラリアなどにも分散できます。歴史が長く安定性が高いです。
| 信託報酬 | 年0.09889% |
| 純資産総額 | 2,000億円超 |
| 投資対象 | 先進国株式(MSCIコクサイ指数) |
5. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
株式だけでなく、債券・不動産(REIT)にも分散投資するバランスファンドです。値動きが株式100%より安定しているため、価格変動が怖い方や定年が近い方に向いています。
| 信託報酬 | 年0.143% |
| 投資対象 | 国内外の株式・債券・REIT(8資産均等) |
| リスク | 株式ファンドより低い |
失敗しない積立のルール3つ
ルール1:毎月定額を積み立て続ける(ドルコスト平均法)
相場が下がっても上がっても関係なく、毎月一定額を積み立てることで、平均購入単価を下げる効果があります。「今は相場が悪いから待とう」と考えるのが一番の失敗パターンです。
ルール2:最低10年は続けることを前提にする
投資信託は短期間では価格が大きく上下します。S&P500でも過去に50%以上の暴落を経験しています。しかし20年以上保有し続けた場合、損をしたケースはほぼありません。
ルール3:生活費は別に確保してから投資する
生活費の3〜6ヶ月分は銀行の普通預金で確保した上で、残りを投資に回しましょう。急な出費で投資したお金を崩すと、安値で売らざるを得なくなるリスクがあります。
おすすめのネット証券3選
| 証券会社 | 特徴 | 最低積立金額 |
| SBI証券 | 銘柄数最多、クレカ積立でポイント還元 | 100円〜 |
| 楽天証券 | 楽天ポイントで投資可能、UIが使いやすい | 100円〜 |
| マネックス証券 | クレカ積立のポイント還元率が最大1.1% | 100円〜 |
まとめ
新NISAで投資信託を選ぶなら、まず「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2択から始めるのが最もシンプルです。
大切なのは「完璧な銘柄を探すこと」ではなく、「低コストのインデックスファンドを選んで、毎月淡々と積み立て続けること」です。
迷ったら「オルカン1本」で全世界に投資する、それだけで十分です。あとは時間を味方につけましょう!
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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