📌 デバイスフィンガープリンティング対策(OS別)|初心者向けガイド

がいの部屋

🔍 デバイスフィンガープリンティングとは?(簡単におさらい)

デバイスフィンガープリンティングとは、
ブラウザや端末の設定情報を組み合わせてユーザーを識別する技術 のことです。

  • IPアドレス
  • 画面サイズ
  • フォント・言語設定
  • OS・ブラウザバージョン
  • インストールされているプラグイン
    などの情報が組み合わされ、「指紋」のように個別認識されます。

👉 クッキーを削除してもトラッキング可能 な点が特徴で、広告・セキュリティ・不正検知にも使われています。


🔥 なぜ対策が必要?

オンライン広告の追跡回避
プライバシー保護
行動データの無断収集を防ぐ

ただし、フィンガープリンティングは セキュリティや不正ログイン対策にも利用されている ため、完全に遮断するとログイン確認が増えるなどの影響があります。

📱 iPhone(iOS)での対策

① Safariで「トラッキング防止」を有効にする

設定 → Safari → トラッキングを防ぐ(オン)

Safariは標準でフィンガープリンティング耐性が高め。

② プライベートブラウズを使用

特にiOS 17以降は指紋採取を高度にブロック。

③ 追加対策アプリ

  • Brave Browser(フィンガープリント遮断機能あり)
  • Firefox Focus(匿名性重視)

📱 Androidでの対策

① Chromeのプライバシー設定を強化

設定 → プライバシー → サードパーティCookie制限

Chromeはフィンガープリンティング保護が弱め。

② フィンガープリント対策ブラウザを使用

  • Brave(最も推奨)
  • Tor Browser(最強だが速度低下あり)

③ WebViewを使用するアプリの権限を見直す

不要なアプリを削除することで情報流出を抑える。



💻 Windows(PC)での対策

① ブラウザをFirefox / Brave / Torへ変更

Chromeは追跡防止機能が弱いため、以下を推奨:

ブラウザフィンガープリント耐性速度用途
Brave★★★★☆日常利用に最適
Firefox★★★☆☆拡張追加で強化可能
Tor Browser★★★★★匿名性最優先

② 拡張機能を追加

  • uBlock Origin
  • Privacy Badger
  • CanvasBlocker(Firefox)

③ 広告ID・テレメトリを無効化

設定 → プライバシー → 追跡防止を強化



🍎 macOS(Mac)での対策

① SafariのIntelligent Tracking Preventionを有効化

Safari → 設定 → プライバシー → サイト越えトラッキングを防ぐ

macはSafariが標準で比較的強い。

② Brave / Firefox を併用

複数ブラウザ運用で識別困難に。

③ 拡張機能

  • Ghostery
  • Privacy Badger


🧪 最終手段:ほぼ完全に防ぐ方法(高度)

方法効果デメリット
Tor Browser使用ほぼ無効化遅い / 一部サイト利用不可
VM(仮想マシン) + VPN指紋を分離手間が大きい
ブラウザを毎回再インストール指紋一致を回避非現実的

📌 まとめ

OS推奨対策
iPhoneSafari + プライベートブラウズ
AndroidBrave + 拡張機能
WindowsBrave / Firefox + uBlock Origin + CanvasBlocker
macOSSafari + Ghostery + Brave併用

目的は「完全に遮断する」よりも、「追跡されにくくする」ことが現実的です。

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